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違和感から感じた大切な事

お寺に学業終了後アメリカに渡米しお寺に帰ってきたのは、2008年。
私がまだ27歳の時でした。

お寺の中で仏教について勉強すればするほど、
そして法事やご葬儀などの僧侶として求められる役割をすればするほど、
日本における現状の仏教について違和感を覚え、大きな問題点を感じるようになりました。

それは、日本の国で仏教というと、葬祭仏事と結び付けられて、死者のための儀礼としてしか、
その役割がないかのような思い込み、風潮があることです。

おそらく皆さんも、仏教というと拝むもの、お唱えするもの、信じるものという印象が強いのではないでしょうか。

これも決して間違いではないのですが、私にとってはとっても違和感がありました。

なぜなら、仏教は私達と同じ生身の人間であるお釈迦様が「今を生きる人たち」に説いた教えだからです。
つまり、亡くなった人ではない、今を生きる人達に伝えたメッセージだからです。

仏教とは、葬祭儀礼として、ただお唱えしたり拝んだりするものではなく、
やはり、それによって教えを学び、「今の生活に活かす」ものだと思います。

自分が良い方向に少しずつ変わること。それが仏教において大事なことなんだと思います。


仏教の根本とは?

私が思う仏教の根本は、人生の「苦悩」に向き合ったお釈迦様が
「人生をどう生きたら幸せになるか」という「問い」から生まれたもの。
つまり、仏教の教えの原点には「苦悩」と「問い」があると私は思います。

私が大好きなお釈迦様の言葉 「自明燈」。
その意味は、「自分自身を頼りに人生を生きなさい」ということ。

「自分自身を頼りに人生を生きる」

私は、この意味を『自分自身への「問い」と「苦悩」に向き合いながら、
自分の選択によって人生を良い方向に変えて行きなさい』
ということだと思っています。行動や選択するのは「自分自身」、そして、
そのお手伝いするのが僧侶やお寺の役割だと私は信じています。


ずっと温めてきた想い

「願成寺を葬儀や法事など亡くなった方々のご供養をさせて頂く場だけでなく、
今を生きる皆さんが気軽に出入り出来て癒しや学びを得られる楽しい場にしたい」という切なる思いです。

私にこの思いを強烈に意識させてくれたのは、東日本大震災でのボランティア経験でした。
「なにか被災地の人達の役に立ちたい」という思いに駆られて現地に入ったものの僧侶という立場上、
「遺体安置所で亡くなった方々の御供養をさせてもらうことになるのかな」となかば当然のように思っていました。

しかし被災されたボランティアセンターの方からかけられた言葉は、まったく違うものでした。

「亡くなった人達のご供養は私達でします。あなたたち僧侶の方は生き残った人達の心のケアをして下さい」

私は脳天を割られるような衝撃を受けました。

「今を懸命に生きる人たちに寄り添う僧侶とお寺」

それ以来、この言葉は私の人生を賭けて挑む「使命」になりました。
そして、自分のお寺でこの使命に生きたいと思いました。

お寺とは、これまでの歴史の中で多くの人が護り抜いてくれた場所であり、そこに眠る人々の思いが凝縮された場所です。
だからこそ、お寺は見えない力に守られている「特別な場所」だと私は信じています。

そのような「特別な場所」で、ご縁を頂いた様々な分野の皆さんと
楽しいイベントをたくさん企画することで、この願成寺...ひいてはたくさんのお寺が、
皆さんにとっての「特別な場所」になるのだと考えます。

「お寺から日本を元気に!!!」

というVISIONを「今を生きる」たくさんの人達と出会い、
つながり、協力しあいながら実現したいと思っています。

曹洞宗 高倉山 願成寺 住職 - 南 健司

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高倉山 願成寺「寄添寺」曹洞宗禅寺 -たかくらやま がんじょうじ「よりそいでら」 〒754-0211 山口県美祢市美東町大田5684 TEL : 08396-2-0212

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